青いベッドカバーがかかった自分のベッドに腰かけて、優大も聞いてくれた。



「元気やで」
そう答えたけれど、本当は違う返事が頭の中に浮かんでいた。


……元気やけど、優大となかなか会えへんから、寂しかったよ。




「……」


「……」



少し沈黙が流れた。



優大、地元で会おうって言ってくれたのって、何か優大にも話があるの?

それって、もしかして私と同じ話?




聞きたいことがぐるぐる体中を巡っていく気がする。



「……真希の話したいことって?」
静かな声で優大が尋ねた。



「うん……」


私から言うんだね?


心の準備はしてきたはずなのに、いざとなると心臓がドキドキうるさい。



「……優大、あの……」





言え。




言ってしまえ。





今こそ長い片想いを終わらせるんだ!