時々、思ってしまいます。
優大に清香ちゃんを取られちゃうんじゃないかって。
清香ちゃんの心に優大の存在はあまりに大きくて。
実は少し嫉妬してしまいます。
でも、優大に感謝もしています。
私の人生に、清香ちゃんという親友ができたのは、優大の存在のおかげだから。
ずっと仲良くしてね。
結婚しても、遊ぼうね。
大人になったら、真も一緒にライブに行ってるのかな?
清香ちゃん、大好き。
いつまでも、お幸せに!
司より』
手紙を書いたことは覚えてはいたけれど、こんな内容だったとは覚えていなかった。
「結構、本音ばっかり書いてるなぁ。お祝いの言葉、ちょっとだけじゃん」
過去の自分にツッコミを入れつつ、涙を拭う。
……そうだよ。
私、嫉妬してた。
優大に。
清香ちゃんのこと、取られた気がして。