駅から出たら

誰でも

クリスマスだってわかるくらい

クリスマス一色だった



今日はイブだった



「暗くなったら綺麗だろうね」



朝日奈が言った



「うん
きっとどこでも
イルミネーションやってると思う
夜見れるよ」



「おばあちゃんにも見せてあげたいね」



「ばあちゃんは前に東京きた時
具合悪くなったから
イルミネーションも興味ないと思う」



朝日奈が

こっちに来ても

ばあちゃんのことを考えてくれてることが

嬉しかった



「いつもありがと
ばあちゃんの相手してくれて…」



「私もばあちゃん子だったから…
私のおばあちゃんもぉいないから
星野が羨ましいな…」



オレは今日

朝日奈とふたりになれるのが

嬉しかった



ばあちゃん

サンタさん

ごめん