ビニール袋にたっぷり入った野菜を片手にカバンを引っ提げ、私は自転車で家を出た。初夏の風が爽やかに心地よく吹き抜けて行く。私のどす黒い気持ちも一緒に吹き飛ばしてほしいものだ。
途中でパン屋さんに寄り、無添加の食パンを手土産にして兄の家にお邪魔した。
「レンくーん、なぎお姉ちゃんだよー」
「なぎさちゃんいらっしゃーい。ほら、レンくん、なぎお姉ちゃん来たよー」
姫乃さんがレンくんを抱っこして迎えてくれる。レンくんは私の兄である樹と姫乃さんの息子で、一歳になったばかりだ。まだつかまり立ちしかできなくて、抱っこが大好きなレンくん。あーだのうーだの、よくわからない言葉で頑張っておしゃべりしようとしてるところも可愛い。何より、私に懐いてくれていて、いつも泣かずに迎えてくれるのが嬉しい。
「レンくーん、お土産のパンだよ。レンくんパン好き?」
「あぅー」
「そっかー、好きかー。あとで食べようね~。ん?お姉ちゃんに抱っこしてほしいの?しょうがないなぁ、ほらおいで~」
手を広げればレンくんもこちらに来ようと手を伸ばす。可愛い。可愛すぎる。
「なぎさちゃんいつもありがとうね。お夕飯食べていくでしょう?」
「じゃあお言葉に甘えて」
姫乃さんはニッコリ微笑むと、私を快く中へ招き入れてくれた。
途中でパン屋さんに寄り、無添加の食パンを手土産にして兄の家にお邪魔した。
「レンくーん、なぎお姉ちゃんだよー」
「なぎさちゃんいらっしゃーい。ほら、レンくん、なぎお姉ちゃん来たよー」
姫乃さんがレンくんを抱っこして迎えてくれる。レンくんは私の兄である樹と姫乃さんの息子で、一歳になったばかりだ。まだつかまり立ちしかできなくて、抱っこが大好きなレンくん。あーだのうーだの、よくわからない言葉で頑張っておしゃべりしようとしてるところも可愛い。何より、私に懐いてくれていて、いつも泣かずに迎えてくれるのが嬉しい。
「レンくーん、お土産のパンだよ。レンくんパン好き?」
「あぅー」
「そっかー、好きかー。あとで食べようね~。ん?お姉ちゃんに抱っこしてほしいの?しょうがないなぁ、ほらおいで~」
手を広げればレンくんもこちらに来ようと手を伸ばす。可愛い。可愛すぎる。
「なぎさちゃんいつもありがとうね。お夕飯食べていくでしょう?」
「じゃあお言葉に甘えて」
姫乃さんはニッコリ微笑むと、私を快く中へ招き入れてくれた。