…一週間後。


あれから一週間僕はあの女のことで頭がいっぱいだった。

「朔らしかないな。好きなやつができるなんて。俺びっくりだよ!!」

「…朔、色恋で殺し屋のこと放棄するなよ?」

「もちろんだよ。」

湊と秋に言ったら驚かれた。そりゃそうだ。

僕は湊と秋ともう5年間関わっているのに恋の話なんて一度もしてこなかったからだ。

そもそも僕はこれが初恋だった。

21の時に2人が1人の男をやってるのを見て仲間にならないか?と誘ったのだ。

それが僕と湊と秋との出会いだ。

ちなみに勇とは16の時に知り合ってそれからずっと一緒だ。僕の一番最初になった仲間だ。

「僕ちょっと散歩行ってくる。」

「俺と秋も次の依頼あるから行くな!」

「分かった。3人ともきをつけてな。」

勇に見送られ僕は外に出た。


夜8時。

僕は1人で街中を歩いていた。

もしかしたら新しい仲間を見つけられるかもしれないという気持ちで殺害現場に出くわさないか路地裏に入り込む。


すると

「離してっていってるでしょ!痛い、離して!!」

女性の叫ぶ声が聞こえた。

声のする方に向かうと、そこには、











この前のあの女が男4人組に捕まっていた。