「それでね!カイ君、…」

「うんうん、そっか(*^^*)」

こんな会話をしながらも私はいつも頭の隅っこで考えている事がある。カイ君が、手を繋いだりしてくれるのは私のことを妹のような存在だと思ってるからであって、1人の女の子としてはみていないのを私は知っている。だから、私はこの関係を壊さないよう、カイ君のことが好きなのを隠さなければいけない。この気持ちをカイ君が知ってしまえば、カイ君とは居られなくなってしまうから…。

「どうしたの?星来、なにか暗い顔をしているけど僕に言ってみな?」

そんなことを考えているとどうやら無意識に顔が暗くなっていたらしい。
いけない、心配かけないようにしなくちゃっ