「千明、あんた最悪」




亜紀の顔が曇る。




私は何だかスッキリして履歴書の件は、水に流した。



「メール〜メール〜
どうでもいい奴から、どうでもいいメールが届いたよ☆」




亜紀の携帯が鳴った。




「亜紀さ〜
その着信なんなの?」




私は携帯を開く亜紀の姿を眺めていた。




「これ、今はやってんだよ」




亜紀は携帯に視線を落としたまま呟いた。