自動ドアが開く。




「いらっしゃいませ〜」




私は客の顔も認識しないまま、とびきり愛想の良い声を出した。




私はバイトの時間、女優になる。




徐々に近づいてくる客。




その姿を認識した私は、心の中でキモいと叫んだ。