その後、私と遥は委員会があるたびに話すようになった。最初よそよそしさはあったものの、週に2回放課後に一緒に同じ作業をしながら、好きなことの話や自分の話、将来のことなどを話していくうちにそんなよそよそしさは、なくなっていった。
そして、いつの間にか委員会のない日も、二人で帰るようになったり、休日に二人で映画を見に行ったり、ショッピングにいったりと、遊んだりすることが多くなってそれが日常になっていった。それから、あっという間に時間は過ぎて、冬になった。そして、今日は、週に2回ある委員会の日。私はいつものように本棚を片付けようとすると、先にきていた遥に呼び止められた。
「あ、沙希。今日は、本棚整理はいいって。」
「えっ?じゃあ何を?」
頭にはてなを浮かべる私に遥はこっちへ来るよう手招きをする。
不思議に思いつつも遥のところまで行く。
「ここで何を?」
遥がいたのは、自習室の横にある小さなスペースで、普段は生徒たちが本を読むのに使ったり、自習室に空きがなかったときに使うスペースだった。
「今日は、これをします。」
遥がそう言って目線を向けた先にあったのは、机だった。
そして、いつの間にか委員会のない日も、二人で帰るようになったり、休日に二人で映画を見に行ったり、ショッピングにいったりと、遊んだりすることが多くなってそれが日常になっていった。それから、あっという間に時間は過ぎて、冬になった。そして、今日は、週に2回ある委員会の日。私はいつものように本棚を片付けようとすると、先にきていた遥に呼び止められた。
「あ、沙希。今日は、本棚整理はいいって。」
「えっ?じゃあ何を?」
頭にはてなを浮かべる私に遥はこっちへ来るよう手招きをする。
不思議に思いつつも遥のところまで行く。
「ここで何を?」
遥がいたのは、自習室の横にある小さなスペースで、普段は生徒たちが本を読むのに使ったり、自習室に空きがなかったときに使うスペースだった。
「今日は、これをします。」
遥がそう言って目線を向けた先にあったのは、机だった。