「うん、好き、好きなの…大好き…ずっと好きだった、気づけなかったけど、好きだった、大好き」
ゆずからの“好き”というワードに顔が熱を持っていく

俺、絶対顔赤いじゃん


「ちょ…ゆず、ダメ、突然甘くなんないで…」
顔を横に向け、ゆずに言葉をかけるとゆずが顔をあげた

「え…なぎちゃん…照れ………んんっ…」
なんだか上に立たれた気がしてまたキスをする

今度はゆずが赤くなる番だ

みるみる真っ赤になっていくゆずに愛しさが募る

「ゆず、俺と付き合って」

再度告白をする

「っうん!よろしくお願いします!」

幼なじみが彼女になった

今回ばかりはメルに感謝だなとと思いながら2人で手をつないで帰った

いつものことでも関係が変わったからかゆずがドキドキしてるのが表情で分かった



「はぁーーーー」
ゆずの部屋のベッドに体重をかける

ゆずは今お風呂に入っている


――ピロリン

「………は?」
ゆずの携帯の着信がなり、何気なく画面を見てしまう

『柚葉ちゃん、今日はありがとう、まだ諦めてないからね、やっぱり好きだよ、俺をみてくれないかなって思ってる』

文面を見たら誰からかなんて確認しなくても分かった

くそ…敬のやつ…諦めの悪い

しかもさっきも思ったけど柚葉ちゃん、ってなんだよ…