「待て!南哉、ほんとに宮野の弟か!?」

「顔は似てるね~」


「ゆずはちゃんの調子ど?」

「寝てる、熱は引いたと思う」

「なんで渚死ぬの?」

やっぱりそこついてきたか…

「別に…教えない」
なるべくぶっきらぼうに答える

ゆずが起きたらメルたちに見られたくなくて抱きしめるなんていうはずないだろう

母さんでさえそうだ

着替えを頼んだくせに萌え袖のゆずの破壊力を母さんに見せたくなかった

「ふぅん」

とんとんと階段で音がした

「やべ…ゆず起きてきた…」
つい呟いてしまい2人が反応してしまう

扉の前で仁王立ちして待っていて間違っていたら殺されそうとまで思った

ゆずのことを可愛いって言ったメルにムッとしてゆずを半ば強引に連れ出してしまった…

………ゆずが…我が儘言ってくれた……やばい…にやけそう…