ゆずが顔は一緒にいたいっていってるのに黙ってるから少し意地悪して部屋に戻ってきた

基本窓は開けっぱなしでいつでもゆずの部屋に行けるようにしている

ゆず、1人にして大丈夫かなって心配になって覗こうかなって思ったら“えいっ”ってゆずの声が聞こえて

俺の部屋に飛び込もうとしていた

思わず駆け寄って抱きとめられたけど足滑らせてもし下に落ちたらどうしようって怖くなった


「……ん?せいこぅ…?」

「はぁ…びびったぁ…ゆず、無茶しないでよ!」
成功?なんてのんきなことを言われちかる思わず叫んでしまう

良かった、どこもけがしてない…


ゆずは相当勇気を出したのがほっとした表情を見せた

「だ、ってなぎちゃん、帰っちゃうんだもん、いつもは一緒にいてくれるのにぎゅってして欲しいのに…」
ゆずが涙を流しながら訴えてくるのでなんか負けた気がした

「……だって、ゆず何も言わなかった、普段はゆずの思ってること分かったりしてるけど、ゆずあまえたがりのくせに全然甘えてこないじゃん、だからまぁいいかなって」

だから言い訳のように呟く

素直になってほしい…甘えてほしい…