「うん、今日の朝、父さんの車で」

「そっか、あんまり話せなかったな…」

喉が凄くイガイガする…

「っと、ゆず、おぶる?」
フラってなってなぎちゃんに寄りかかってしまう

「ううん、歩く………」

意地でも歩こうと一歩進んだら体が宙に浮いた

「ひやぁっ!」

「ゆず意地っ張りだから、聞かないよ」
なぎちゃんが片手で私を抱き上げていた

ち、力強い…私、重いのに…

「重くないよ、ゆず軽すぎ」
また思っていることがなぎちゃんに読まれてしまった







「ゆず、おかゆつくるから寝てて」