「ゆず、ネガティブ禁止、最上さん、友達なんでしょ、なら困らせていいの、ゆずも困らせられるかもしれないでしょ」

なぎちゃんの正論にコクリと頷く

そうだ…親友とはそういうものだ

「なぎちゃん、頭痛いから帰る…」
ぽつっと口から出た言葉

「うん、帰ろ、お母さん帰るまで一緒にいてあげるから」


「ねぇ、メル、2人って幼なじみなんだよね?家が隣の」

「うん、さっき、鈍感な柚葉ちゃんをどうやって振り向かせるかでちぃちゃんが渚に怒ってた」

「ほうほう」
コソコソ話をしているが全く内容が聞こえなかった


「バイバイ、かのちゃん………と西野くん、またあした」

「うん!また明日!」

「とってつけたような感じだけど、まぁ、うん、いいやありがとうまた明日!」

ぼそぼそと文句?のようなことを言ってから西野くんも挨拶してくれた

「なぎちゃん、南哉くん帰っちゃったの…?」
なんとなくそう思った