「むとーちゃん!またはなそーね!」

…?

理解できないまま、柴くんは自分の席に深く座ってしまった







「あ~、なぎちゃーん、お弁当半分ちょうだい~!それか一緒に売店行こ~!」

私が特に楽しみにしているお昼時間

なのに…なのに…なのに…うぅ~~~~~、私ってやっぱりバカだ~~!

お母さんがせっかくつくってくれたサンドウィッチのお弁当!忘れるなんて…

泣きたい…

「弁当忘れ?未桜さん、今日サンドウィッチだって言ってたのにね」

絶対、私が悔しいの分かってるくせに…!

むぅ………

「なぎちゃんが意地悪!」
ほっぺをぷくぅと膨らませてなぎちゃんを睨む

いつも優しいのにこういうときは意地悪なんだ!