「ねぇ、なぎちゃん……」
顎に手を当てて、考えるポーズをとりながら、横を歩くなぎちゃんに声をかける


チラッと見上げると首をかしげ、口を開いた

「ん?なに?…8時だよ」

「お、ありがと!」

何って聞きながら、聞きたいこと分かってるじゃん!さすがなぎちゃん!

「心の声ダダ漏れだけど」

「はっ…!?」
なぎちゃんが笑いを堪えていて恥ずかしくなる

「だってぇ」

「はいはい、早く行こ」
なぎちゃんが歩くペースを速めた

……えっ!?早すぎだよ!

「待って!なぎちゃん!」
少し、歩くのが遅くなったのが分かった

テクテクと小走りでなぎちゃんに追いつく

「歩くの速すぎ!」

「ゆずが身長小さいからでしょ」

なんだって!?

「なぎちゃんは?」

「178」

なんと!?

なぎちゃんの身長がまた伸びていて驚く