「…い、いやだ……でもなんで…?」

突然勉強なんて

「寝てたゆずちゃんには分からないかな」

ゆ、ゆずちゃんだって!

「うん、分からない、教えてなぎちゃん」

「テスト、あるよ」

てすと…テスト…!?

「うぅ…なぎちゃん、教えてください~!」

テストなんて聞いてないよ~

「うん、いいよ」

「やったっ」

ピーンポーン――――――――

余韻を残してうちのインターホンが鳴る…

「誰だろう…?」
確認しようと廊下へ向かおうとするとなぎちゃんが引き留めてきた

「いいよ、行かなくて、それより勉強、補習になっちゃうよ」

補習…!?

「絶対やだ!なぎちゃん~!助けてください~!」