「ふわぁ……」
午後の授業が始まって、私は眠気と戦っていた

眠い…目の前ふわふわする…

「ゆず」
隣から声がかけられ顔を向ける

「な…に?」

「調子悪い?」

あ、ふわふわしてるからかな?

「ううん、元気だよ…」
眠くて目が閉じそうなのを堪える

「眠いのか」
納得したかのようになぎちゃんは一人つぶやき前を向いた

「ふわぁ………」


「……………だから………………」
先生の声も途切れ途切れにしか聞こえない

ぬぅ………あと少しだから絶対に寝るもんか……

「わかっ………な!」

ん?何か大事な話かな…?