「な、なぎちゃん、受かった!受かったよ!」
合格証を持ってなぎちゃんの部屋へもぐりこむ

「ほんとか!?ゆず!おめでとう!

今は冬休み、私が受ける大学の合格通知が届いて嬉しさのあまり、その場でなぎちゃんのところへ飛んできてしまったのだ

「ゆず、勉強頑張ったもんな!」
曇りのない笑顔を向けられる

「うん!…ところでなぎちゃんはどこの大学…?」

「あー、もういっていいかなぁ…佑乃さん怒らないかなぁ………」

「お父さん…?なんで…?」

「あ、いや!」

「ねぇねぇ、教えてよぉ、なぎちゃん!」
なぎちゃんに詰め寄って教えてくれるように促す

「……はぁ…仕方ないな、ゆずとおんなじところ、受けたよ」

うそ…………

「ほんと!」

「なぎちゃん!大好き!すんごく好き!」
嬉しさのあまり、なぎちゃんの胸へ飛び込む

「それは…嬉しいけど………」
ぱっと顔をあげると真っ赤に染まったなぎちゃんの顔

「てれ…てる…」