そのしつこいナンパ男は
莉奈の手を掴んだ。


「追いかけてごめん。
 話聞いてほしくて。」

(なんなの!?
 手離してよ!!)

「君キレイだったから…
 急いでるみたぃだし
 簡単に言うけど
 俺スカウトマンなんだ。
 うちの店で
 働いてほしぃ。」

『えっ?
 ナンパじゃなかった
 んですか!!?』

「違うよ〜
 ん〜でもナンパかも」

『なにそれ
 アハハ〜』