「驚かせちゃったね。
 さっきのことあって
 こんなこと聞いたら
 びっくりするよね」

『隣に座るって…』

「そうなんだ。
 お客さんの隣だよ。」

『それって…
 触られたり
 しちゃいますよね?』

「大丈夫だよ。
 うちの店はお触りなし!
 ボーイが見てるから
 何かあっても
 助けに入るから
 安心していいよ。」

『そうですか…』


莉奈は不安と恐怖に
押しつぶされそうだった。