「今日はここまで」

と言う先生の声と同時に
一斉にみんなが
立ち上がり喋りだした。

莉奈は座ったまま
携帯を見つめていた。


「莉奈〜?」

「ご飯だよ。
 食べないの?」

『あっ!ごめん。
 食べる食べる』

「なんか莉奈変!」

「アハハ。
 莉奈いつも変じゃん?」

「そうだった!」

『今の否定する
 とこだよね!?』

「アハハ〜」