「あんまり時間
 ないみたぃだし
 連絡先だけ教えてよ」

『分かりました』


莉奈は携帯を出し
赤外線送信の
ボタンを押した。


―ピーピーピーピー…―


『!?!?』

『充電切れ
 ちゃいました…』

「莉奈ちゃんウケる!
 じゃぁさ、番号か
 アドレス 言ってよ。
 明日覚えてて
 連絡できたら
 うちの店入って」

『莉奈の番号簡単だから…
 あえてアドレス!笑
 エム ドット エス ダゥ゙リュー…』

「了解!
 じゃぁ気を付けて
 帰ってね。また明日」

『はぁぃ。
 おやすみなさい。』