[流月side]

『君のことが好きなんだよね。1回だけでいいから付き合ってみない?』


目の前にいるのは学校一のイケメンの先輩。


何で私なの?それより1回だけ付き合うってどゆこと?


『俺ならさ、君を幸せにできるよ。お試しでもいいからさ。』


この人はなにを言ってるの??


流月『ご、ごめんなさい。私、好きな人がいるんです。』


須藤『・・・・は?お前さぁ俺の顔に泥塗る気?』


流月『え・・。いや、えっとごめんなさい』


須藤『お・・「あの、なにしてるんですか」』


誰かが入ってきた。この声は


湊人「流月、困ってるじゃないですか。いくら先輩でもひどくないですか?」


あ・・やっぱ竹倉くん・・。え?竹倉くん?


今、‘‘流月‘‘って呼び捨て・・・。



あ、今そこじゃない。


須藤『何だよ。チビのくせに。は?俺に対抗する気?』


湊人「そうじゃありません。ただ、自分の好きな人が困っていたから助けただけ
   ですよ。」


須藤『ちっ(舌打ち)。知らねーし。っていうかお前、こいつのこと好きなの?
   身長からして姉弟にしか見えねーよ。ま、じゃーな。』


湊人「いや、謝ってくださいよ。流月に‼︎」




・・・さっきからすごいことを聞かされてるような気がする・・。


流月『あの、竹倉くん?もう、大丈夫だよ?ありがとう』


湊人「そっか、良かったあぁぁぁぁぁ!?」


どしたんだろ。


湊人「な、何で泣いてるの?そんなに怖かった?ごめんね。」


流月『え?・・・あ』


私の小さな目から水滴が溢れていることに今気がついた。


流月『多分、安心したんだと思う・・・んっ』


気がついたら竹倉くんの顔は目の前にあって、


唇が塞がれている。


湊人「・・・あ、!?ごめん‼︎なにしてんだ僕‼︎⁇」


ファーストキスの味はとても甘かった。


キスしてる時、竹倉く・・湊人くんは背伸びした。


それが可愛くて、でも顔は大人っぽくて。


流月『え、あ、うん。大丈夫だよ」





やっぱり、かっこよくて可愛い君が大好きです。