[湊人side]


はぁぁ‥。また、ちゃんと話できなかった‥。


いや、さっきの『うん‼︎』の笑顔は反則だって‥。


可愛すぎた。


僕は、如月さんのことが好きだ。


でも、僕はこの身長で自信はないし、しかも彼女は高身長。


側から見たら、姉弟にしか見えないよ‥。



『よお。今日も早いな。』



こいつは親友の優太。名前の通り優しくて、しかも高身長イケメン。
(ちゃんと彼女持ち)


羨ましすぎる‥。



湊人「‥はよ。用があったからな。」

優太『あ、もしかして流月関係??』


ニヤニヤしている優太が少し腹たつ。てか幼馴染だからってことは知ってるけど、


‘‘流月‘‘呼びは少し腹立つな‥。


湊人「お前には関係ないだろ。」



優太『はいはい。図星ってとこ?』


‥‥うぐっ。当たってる。



優太『あいつ、また告白されたってよ。隣のクラスのサッカー部のエースに。』



僕は何と思ってないふりをしてたけど内心めっちゃ焦ってた。


如月さんとコンプレックスとかの話ができるくらいの仲の良い友達の立場は


ゲットできたが、彼氏なんていう立場はまだまだだ。


如月さんは自分のことを悲観的に見る癖があるみたいで自分に自信がないみたい。


でも、実際は学年のマドンナの立場にある。


可愛くて華奢というよりは、大人ぽくて綺麗な感じ。


話している時に見せてくれる笑顔は可愛くてしょうがない。



優太『‥‥おい。聞いてるか?まぁいいや。断ったみたいだし。良かったんじゃね?』



彼氏でもないのにヒヤヒヤしている僕はおかしいのだろうか。