[湊人side]

花火の時間まであと少し・・・


その時、隣にいたはずの君が目の前にいるんだよ。


顔を真っ赤にして


『好きなんです。付き合ってくれませんか?』



って言ってくれた時はすごく嬉しかった。



いつもニヤニヤを抑えている僕でもこの時は



君と同じく夕日みたいに顔が真っ赤になって、



・・・・・ニヤニヤしてたかも。



「こちらこそよろしくお願いします。」



の声が震える。



ちょうど良いタイミングで花火が始まった。



でも、僕には花火を見ている余裕がなくて。



君の方を見て、想いが通じ合った、



正式なキスをしたんだ。



君は驚いてたけどすぐに笑顔になった。



離すと、


『背伸びしちゃってかわい』



だって。それより、君が可愛すぎて。



卒倒しなかった僕を褒めて欲しいくらい。







『恋人同士になったんだから、名前で呼んでね』



「うん。」と言ったものの、恥ずかしかった。






帰り際、僕は精一杯の愛を君に伝えることにした。



「流月、大好きだよ。」



・・・顔を真っ赤にしている君を見て僕は大満足した。




『湊人くん、またね。』





・・・・多分、僕の顔は真っ赤だ。










僕の彼女は可愛すぎる。
私の彼氏は可愛すぎる。









*次のページから2人の惚気話を含めた惚気話です。