「えっと…冗談、ですよね?」


分かりきっていることを言葉にだし、面白くない女ということを伝える。

きっと、私なんて相手にしたくないと思うはずっ

「…」

「じゃあ…失礼します。」


「え?」


え?そんなの私のセリフだ。


「いや、先輩誰にでも言ってますよね…遊び好きって言う噂知ってますよ私!私そういうの興味無いんで!」


昼休みの時間なくなっちゃう!と思い饒舌になった私は、
「では!」と小走りに方向を変える。

「ふふっ…あんな子初めて。気に入った。」

なんて、先輩が呟いているとも知らずに…