そこにいたのは、ちゃぶ台を挟んでお父さんと向い合わせで座る……秋都だった!


「…あ、あああああ…秋都…!?」


こんなボロアパートのボロ部屋に似つかわしくない人物が…確かにあたしの目の前にいる。


「…お前なっ」


明らかに顔をしかめて立ち上がった秋都が、あたし目掛けて一直線にやってくる。


怒られる…!!


そう思って、とっさに目をつむって身構えた。