「秋都…、ダメだってば!」

「なんで?2人だけなんだからいいじゃん」


キスしようとしたら、桃香に断られた。


こんな時間に、俺の部屋にくるヤツなんていないのに、付き合っていることを周りに知られたくない桃香は、キスの1つもさせてくれない。


勉強を教えてやると言って部屋に連れてきたが、それはただの口実で、本音は桃香といっしょにいたかっただけ。


この間まで、サッカー日本代表候補の合宿に、1週間参加していた。