「…そうか。桃香ちゃんが決めたことなら、仕方がないね。ウチにいて、肩身が狭い思いでもさせてしまったかな…」

「…そんなことないです!とっても楽しかったです…!」


本当なら、ずっとこの家にいたい。

住み込みがダメだったとしても、メイドとして通いたい。


あたしの中には、その思いがある。


だけど、口には出さないけど、真奈美さんからの「出て行け」という視線が突き刺さる。