だけど、きぬゑさんはどこからどう見ても…そのへんにいるようなおばあちゃん!


すると、きぬゑさんはムスッとして、あたしを睨みつける。


「だれが、“おばあちゃん”だいっ!!…旦那さま、このトンチンカンな娘は一体なんなんですかい?」

「きぬゑさん、前に話したでしょう?そろそろ新しい人を雇おうかなって。きぬゑさんはこれまで十分働いてくれたんだから、あとは若い人に任せてー…」