体を抱き起こし、口元にグラスを持っていくが、どうやらうまく飲めないようだ。


でも、このままじゃ…。


他に俺にできることはないか…。

考えを巡らせ、俺はグラスに入っていたミネラルウォーターをひと口飲んだ。


いや、口に含んだと言うほうが正しい。


そして、そのままゆっくりと顔を近づけ…。

唇を重ねた。


お前が飲めないなら、俺が飲ませてやるよ。