目を向けると、赤松製薬社長の息子である壮亮くんの挨拶だった。


壮亮くんは、俺より4つ上の21歳。

最近は、このパーティーくらいでしか会わないけど、小学生の頃は同じサッカーチームに所属していた。


今は、赤松製薬を継ぐために薬学部で勉強中で、スポーツはまったくしていないらしいけど。



「よう、秋都!久しぶり」

「壮亮くん!」