はたまた、あるときの冬休みには、雪山のスキー場で働いていたりと、お父さんは職種を選ばず神出鬼没。


そして、ある日突然ふらっと帰ってくるのだ。



「父ちゃん、今回のラーメン屋のことも含めて、ちょ〜っと借金しててよ。それを早く返してぇんだよ」

「うん、わかったよ。くれぐれも、体調には気をつけてね」


そう伝えたのが、昨日のこと。


そしてお父さんは、あたしが終業式から帰ってきたのを出迎えて、出て行ったのだった。