「なにって、この状況でわからない?」


念願の獲物を追い詰めたかのように、壮亮さん目はギラギラとあたしに向けられている。

パーティー会場にいたときとは、まるで別人だ。


とにかく、この場から逃げないと…!


必死にベッドの上でもがくも、すぐに壮亮さんに捕まえられてしまう。


「無駄だって。まだ体が言うこときかないんでしょ?抵抗したほうが、よけいに薬がまわると思うよ?」