ぬ…脱ぐって……、このドレスを…!?


状況が理解できないあたしを無視して、壮亮さんの手が背中のファスナーに伸びた。


「…いやっ!」


とっさに声が出て、壮亮さんの手を振り払った。

だけど、力が入らなくて、半分ほどまでファスナーを下ろされてしまった。


ズレ落ちそうになるドレスの胸元をなんとか手で抑える。


「…壮亮さんっ、なにするんですか…」