視界に映る天井だって、パーティー会場の天井の色とは違うし、それに見上げるほど高かった。


しかも、なんであたし…ベッドで横になってるの…?


起き上がろうとしても、なんだか体が鉛のようになったみたいで、重たくて起き上がれない。

体が言うことを聞かなくて、まるで自分の体じゃないみたい。


「…壮亮さん。あたし…なんで、こんなところに…」

「桃香ちゃん、急に倒れちゃったんだよ。だから、オレの部屋で休ませようと思って」