「リーチ!」


あたしは、手を挙げてジャンプしていた。


〈おーーっと!早くもリーチの方が出ましたねー!他の皆様もかんばってください!〉


しかも、どうやら一番目にリーチになったらしい。


「モモ、すごいじゃん〜!」

「夏芽先輩は、どんな感じですかっ?」

「おれは、相変わらずダメダメ〜」


夏芽先輩のカードは、初めに空ける真ん中の部分しか空いていなかった。