「壮亮くん、ダメだよ〜。モモは、おれのかわいいペットなんだから」

「とかなんとか言って、彼女がいるヤツに言われてもうれしくないよねっ?」


同意を求める壮亮さんに、あたしは苦笑した。


「あっ、9番だって!桃香ちゃんのカードに、9番あるよ!」

「ほんとだ!ありがとうございます!」


初めはまったく穴が空かなかったビンゴカードだったけど、立て続けにカードに書かれた数字が出て、気づけば…。