きぬゑさんのことも知ってるんだ。


ビンゴを続けながら、壮亮さんと話していると、壮亮さんはあたしより4つ上の21歳。

春陽さんよりも2つも年上だから、立ち居振る舞いだけで大人の余裕が感じられる。


「でも、桃香ちゃん。四季島家のメイドだなんて、大変じゃない?あいつら、みんな個性的でしょ?」

「…初めは、戸惑いましたけど。今はもう慣れました!」

「そうなんだっ。でも、こんなかわいいメイドさんなら、ウチにきてほしいな〜」