壮亮さんは、キョトンとした顔であたしを見下ろす。


「この子は、ウチでメイドとして働いてくれてるモモだよ〜」

「は…はじめまして!宮野桃香と申します!」


夏芽先輩の紹介に、あたしは壮亮さんにお辞儀した。


「四季島家のメイドさん?もしかして、きぬゑさんの後任?」

「きぬゑさんは、まだまだ現役でバリバリ働かれていますっ。あたしは、きぬゑさんに指導してもらっている見習いで」