「桃香ちゃんは、いつもメイドの仕事をがんばってくれているからね。せっかくのクリスマスなんだから楽しまないと!…それか、だれか他の人と会う約束でもしてた?」

「そっ…、そんな人はいません…!」


なんでこういうときに限って、秋都の顔が頭に浮かぶんだろうっ…。


「それに桃香ちゃんは、もうウチの家族同然だよ。前半は難しい話や挨拶ばかりで嫌になるかもしれないが、後半はゲームやビンゴ大会もあるから楽しんでね」