ほら、見て。

クリスマスプレゼントなのか知らないけど、女の子からプレゼントもらって喜んでるじゃん。


あたしじゃ、絶対にあんな顔しないくせにっ…。


「…ねぇ、桃香。聞いてる?」


ふと聞こえた紗和の声に、我に返る。


「な…なにが?」

「もー…、気づいてなかったんだね。桃香、さっきから四季島くんのこと、ずっと見てるよ」

「あ…あたしが、秋都を…!?そんなわけないじゃん…あんなやつ!」