この声は…、地味女と夏兄だ。

夏兄、俺に連絡するって言ってたけど、完全に忘れてるな。


「モモがお腹空いてると思って、コンビニで買っておいたんだ〜。なにが好きかわからなかったから、適当に買ったんだけど」

「…夏芽先輩!ありがとうございます!」


目が覚めたらそばに夏兄がいて、夏兄といっしょの時間を過ごせて、うれしさが隠しきれていない地味女の楽しそうな声が部屋から漏れていた。