「じゃあ、べつに紗和はホテルにいててもよかったんだよ?なんか、あたしが無理やり誘ったみたいな感じになっちゃってー…」

「それは違う。一度、海の雰囲気を肌で感じてみたかったから」


一応、今日は紗和も行ってみたかったということがわかり、とりあえずホテルの目の前に広がる海へ。


浅瀬部分に水上ヴィラのように、日陰のあるウッドデッキが設置されていて、そこにビーチベッドが並んでいた。