「なに、その反応…。宮野さんから誘ってきたんでしょ」

「そ…そうだけど。ダメもとで聞いてみたから…」

「もちろん海には入らないよ?ビーチにいるだけ」

「うん!それでも、きっと気分転換になっていいと思う!」



お腹いっぱいに夕食を食べ、部屋へ戻ろうとテーブルの間を縫うようにして歩いていたとき…。


…ドンッ!!


「…いったぁ」


強い衝撃で、あたしは床に倒れてしまった。