お前の考えることなんてバレバレなんだよ。


「俺が、この紅羽高校を統括する生徒会長だ。生徒は全員、俺に逆らうことはできない。…お前も含めてな」


だから、これからもお前は俺のおもちゃ。

家でも学校でも、俺の好き勝手に遊んでやるよ。


「秋都様〜!!」


そんな声が聞こえて振り返ると、さっきの陸上部とそのファンの女子たちがこっちに向かって走ってきていた。