まるで、キスされそうな至近距離だ。


…でも、でも!

そんなはずない…!


これは、なにかの間違いだっ…!


だって、ついこの間会ったばかりの転がり込んできたあたしなんかに、最高スペックの持ち主である春陽さんが……。

と、心の中で言い聞かせてみるも、目を伏せた春陽さんの顔がゆっくりと近づいてくる…。


こっ…これって、まさか…。

……本当にキスされるっ!?