身長は高いし、イケメンだし、おまけに医大生!

完璧なスペック。


そのへんの女の子が放っておくわけがない。


すると、突然春陽さんがぐっと体を寄せてきた。

お互いの息がかかるくらいの距離まで詰められて、恥ずかしさのあまり思わず顔を背けた。


「は…春陽さん、急になにー…」

「いいから、僕を見て」


顎に手を添えられ、吸い込まれそうな春陽さんの瞳に捉えられる。