「…あれ?どこかで会ったことあったっけ?」

「あたしです…!宮野桃香です!!中学のテニス部でいっしょだった!」

「宮野…?」


首を傾げる夏芽先輩。

だけど、すぐに「あ〜!」という思い出したような声が漏れた。


「もしかして…モモ?」

「そうです!…よかった!覚えててくださって」


驚いたことに、あたしは四季島家の次男、夏芽先輩と顔見知りだった!